- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 炎症性疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
また組織の一部を採取したり、ポリープを切除したりできます。
〒212-0055 神奈川県川崎市幸区南加瀬3丁目5番3号 トキワクリニックビル2階
Endoscope
下部消化管内視鏡検査、よく「大腸カメラ」と言われている検査です。大腸カメラではカメラをおしりの穴から盲腸まで挿入し、カメラを抜きながら、結腸、直腸(結腸と直腸をあわせて大腸といいます)を観察し、病気の診断をおこないます。下記の病気の診断をおこなうことができますが、症状がない病気も多く、大腸カメラをしないと、わからないものが多くあります。
大腸カメラというと、「下剤が大変」、「痛い」、「なんだか恥ずかしい」といったイメージをお持ちの方が多いと思います。実際に下剤を服用して、大腸が空っぽにならないと検査はできません。大腸を空っぽにするほどの下剤なため、飲む量も多く、けっして飲みやすいものではありません。ですが近年、大腸がんの患者さんは増加しており、日本のがんの死亡率をみると、男性では第三位、女性では第一位となっています。少しでも気になる症状や検査結果異常がある方は積極的に受けることで早期発見につながっていきます。また当院ではプライバシーの配慮には最大限に努めて検査をおこなっていきます。検査中、大腸カメラではカメラをいれる際に大腸が伸び、観察のときには大腸の中を広げるため、お腹が張ったり、痛くなったります。しかし近年の内視鏡機材、技術は格段に進歩しており、従来に比べ痛みの少ない最新の内視鏡、おなかの張りを抑える炭酸ガス送気装置を完備し、経験豊富な内視鏡専門医が検査をおこなうことで苦痛も少なく、より精密な検査をおこないます。当院ではご希望のある方に、検査時鎮静薬を使用いたします。
また組織の一部を採取したり、ポリープを切除したりできます。
※ 妊娠中、妊娠の可能性がある方や授乳中の方は、検査を施行できない場合があります。事前にお申し出ください。
当院では富士フイルム社のELUXEO7000電子内視鏡システム(2020年6月発売)を導入しています。大腸カメラは細径で拡大観察機能を有したカメラです。ハイビジョン画質で拡大観察も併用することで観察、撮影、記録することができ、小さな病変も見逃さず、よりよい診断をすることができます。富士フイルム社の「硬度調整機能」「高追従挿入部」「カーブトラッキング」機能の組みあわせにより従来のスコープよりも苦痛を感じにくくなっています。
大腸カメラは完全予約制になります。一度診察を受けていただき、内視鏡検査の適応がある場合には検査の予約をおとりします。胃カメラと違い、前日から前処置をおこなう必要があるため、当日の急な検査はおこなうことができません。
大腸ポリープをカメラで切除することで、大腸がんになるリスク、死亡するリスクを下げられることが報告されています。大腸カメラでポリープがあった際には、日帰りでのポリープ切除もおこなっています。しかし、ポリープ切除は術後に出血する偶発症が0ではありません。ポリープがたくさんある方、ポリープが大きい方、血が止まりにくい方は出血する危険が高いため入院でのポリープ切除が推奨されます。入院での切除が必要な方については、当院にてポリープの観察、診断をし、近隣の総合病院をご紹介させていただきます。
大腸カメラ前の下剤が苦手、心配という方は当院で下剤を服用することもできます。院内に大腸カメラ前の下剤を服用するための専用のスペースがあるので、ご希望の方はお申し出ください。
平日、お仕事などで都合がつかない方も、土曜日に大腸カメラをうけていただくことが可能です。いままで都合がつかず検査を受けることができなかった方も、是非、ご検討ください。
果物、茸類、海藻類、野菜、豆類、こんにゃく、玄米、ラーメン・そばなど繊維の多い食品や消化の悪い食品、アルコール・香辛料など刺激の強い食品